マグマ大使ガムショートレポート

Ｆｉｇ．１

ロッテマグマ大使ガムのパッケージ未開封箱です。この中に１個１０円のガム（３枚入り）が４０個つめられているはずです。

この中のガムのいくつかに「当たり」札が入っていて、これをロッテに送ると既に紹介した「マグマ大使パンチ人形」がもらえました。抽選ではなく、「もれなく」当たるということだったので魅力的でした。（実は小生も昔応募し、パンチ人形をもらいました。）

そういえば、ロッテ殿のガムの懸賞は今でもポイントがたまりさえすれば、必ず景品がもらえますね。何年か前、アトムの腕時計をもらうために、何十個もガムを買ったものです。

最近、このような未開封の箱が出てきました。３０年以上前のものが、このように残っている事あるんですね。世の中広い。。。

今回のショートレポートでは、なんと、この箱を空けて中身を分析していきます。

（ａ）

（ｂ）

Ｆｉｇ．２

いよいよ開封！
とうとう数十年ぶりに、マグマ大使ガムが姿を現わしました。（Ｆｉｇ．２（ａ））心配していましたが、中のガム達はそれほど傷んでいないようです。

Ｆｉｇ．２（ｂ）は、箱に取り付ける小さなディスプレイです。当時もこのように飾られていたのでしょうが、覚えていません。マグマ大使ガムの空箱は、たまに市場にでてきますが、このような付属品は見たことがありません。

Ｗ３ガムの場合は、箱の上蓋のビッグローリーの輪郭の半分に切りこみがあり、上蓋を半分に折ると、ビッグローリーが立ちあがるような構造になっていました。これに対してマグマ大使ガムでは、さらに凝った構造となりました。おかげで、ディスプレイ部分も大きく、店先で目だっていた事でしょうね。まさに、販促品です。

（ａ）おもて

（ｂ）うら

Ｆｉｇ．３

ごらんください！当たり前ですが、確かに４０個入っていました。なかなか壮観です。昔４００円出して箱買いする人はいなかったでしょうね。

よく見ると、なんと、パッケージは５種類あるではありませんか。

いままで、古いロッテガムのパッケージは３種類だと思っていましたが、その仮説がガラガラと崩れてしまいました。

Ｗ３ガムや悟空ガム（こちらは明治製菓製）は、広告でも赤、青、黄を背景色とした３種類しか出ていなかったと思いますが、他の絵柄も存在したのでしょうか？あるいは、マグマ大使だけだったのでしょうか？いつかＷ３や悟空でも未開封箱が現れるのを楽しみに待つことにします。

（ａ）	（ｂ）
（ｃ）	（ｄ）
（ｅ）

Ｆｉｇ．４

Ｆｉｇ．４にそれぞれのパッケージを拡大して示しておきます。

紙の砦で掲載したものは実写版とマンガ版イラストがペアとなっていましたが、今回のものはすべてイラストではありますがマンガ版とまったく異なる絵柄で、実写版をもとに描かれています。もしかして、最初はマンガ版を混ぜていたのがＴＶの物語が進んで、すべて実写版に変えられたのではなどと考えています。もしそうなら、今回発見したものは、マグマ大使ガムの後期ということになりますね。

また、紙の砦で示したマグマ大使ガムでは、背景の色が赤１種類、黄２種類でした。なぜ、赤、青、黄じゃないのかなと不思議に思っていましたが、今回のガムのように、パッケージが５種類あり、青と赤のいずれかが、２種類あったのかもしれません。

（ａ）

（ｂ）

Ｆｉｇ．５

Ｆｉｇ．５が当時熱狂した懸賞の「当たり！」札と「はずれ！」札です。なんと、パッケージの下をそっとめくって、修復可能な取り出し方をして、当たりが出るまで、中身を出しまくってしまいました。

当たりがはいっているガムは、最初は箱の上側に店の人がわかるように並べられていて、お店の人が適当にばらばらにしたようです。昔、１０円玉をにぎりしめて、あれこれ迷っている私に、そっと、当たりが入っているガムを渡してくれたやさしい店番のお兄さんがいました。彼は、当たりがどこに並べてあるかわかっていたんですね。

ところで、この札の絵柄は、実写版のイラストですが、マンガ版の札もあったかもしれません。ガムサヤは。時々出てくるのでいずれはっきりするでしょう。

Ｆｉｇ．６は、その他のガムの包み紙です。「ガムのうた」「パズル」などが印刷されていて、興味深いのですが、当時は、あまり注目されませんでした。

ちなみに、あまりにも懐かしいのでこのガムを噛んでみたかったのですが、さすがにやめておきました。

（ａ）

（ｂ）

Ｆｉｇ．６