リモコンの電動鉄腕アトムと同じ金型を流用し、背中に取り付けられた青いロケットの中に仕込まれている滑車に糸を通して飛行スタイルで移動させて遊ぶというもの。

高さが大体１９０ｍｍくらいで、マスコットシリーズより大きく迫力がある。

このようなつり下げ物は少し遊んだらすぐ飽きてしまうので小さい子供向けという感じがしてあまり人気はなかったと思う。ただし、ディスプレイとしては、この大きさはすばらしい。金型の有効活用といったところかもしれない。

箱は、前期（（ｆ）〜（ｈ））、後期（（ｉ）〜（ｋ））２種類があった。特に後期の箱は大変珍しい。

アトムが背負っているジェットの色も２種類あったが、箱絵の前期、後期とリンクしていたかは不明。

さらには、手足の構造、パーツの細かい形状にもいくつかバージョンがあったそうだが、今となっては詳細は分からない。工業製品のモールドのように、製造しながら、金型を修正して不具合を対策していたのではないかと思う。